学術論文 AI リサーチアシスタント(アパラ)の運用開始のご連絡および利用登録者募集のご案内
日本食品科学工学会(当学会)は, 学会員の皆様の研究開発活動を支援する新しいオンラインサービスツールとして, 「学術論文 AI リサーチアシスタント(Academic Papers AI Research Assistant, 略称:APARA/アパラ)」を構築しました. 当学会では, このアパラを本年4月より運用開始いたします. このお知らせでは, アパラの運用開始にあたり, アパラの構築の背景や概要などをお伝えし, アパラの利用登録者(アパラの利用窓口となるアパラポータルサイトへの入室登録者)の募集についてご案内いたします.
1.アパラ構築の背景
当学会は, 創立以来72年にわたり質の高い学術活動にこだわり, 現在, 約10,000 報の食品科学工学領域の学術論文アーカイブ(論文アーカイブ)を保有しています. しかしこれまでは, システム上および予算上の制約から, 学会員に対してこのアーカイブを効果的かつ効率的に活用していただくための対応が十分ではありませんでした.
このような状況を打開する機会となったのが, 最近の優良な生成AI アプリの登場です. 中でも日本において一昨年に上市されたGoogle のNotebookLM の機能が, 論文アーカイブの活用にマッチしていました.NotebookLMでは, 我々が指定した情報のみを知識源(当学会の場合は論文アーカイブ)としてAI チャットができ, 質を管理された知識源に基づいて回答を得ることができる点がその理由になります.
2.アパラの概要
アパラは, 当学会が作成した「アパラポータルサイト」をプラットフォームにしており, その背後で論文アーカイブを読み込ませた(収載した)NotebookLM が働く仕組みのツールです. このツールにより, 学会員の皆様に対して, 当学会に蓄積された論文アーカイブ(アブストラクトおよびフルテキスト)を駆使できる研究開発支援サイクルを提供していきます.
アパラの目的とゴール
目的:学会員の研究開発活動の生産性向上への貢献
ゴール:学会員の研究開発活動における必需品化
アパラに収載した論文アーカイブ(運用開始時)
学会に蓄積された学術論文※は72 年分の約10,000 報に及びますが, その全巻のアブストラクトと,2,700 報(過去15 年分, 和文誌1,156 報・英文誌1,544 報)のフルテキストでアパラを組み立てています.当学会とGoogle との契約内容やNotebookLM の機能上の制約から, アブストラクト(和文誌と英文誌の全巻分)については1 つのブロック(NotebookLM ではこのブロックのことを「ノートブック」と称しています)に, フルテキストについては和文誌と英文誌に分けて過去15 年分をそれぞれ数年単位の年代毎のブロック(ノートブック)に分割(和文誌は5 つに, 英文誌は7 つに分割)してNotebookLM に収載させています.
※ 和文誌の日本食品科学工学会誌 および 英文誌の Food Science and Technology Research (FSTR)
アパラの主な機能
本ツールにより学会員の皆様は, 論文アーカイブを収載したNotebookLM の各ノートブックにおいて,収載されているすべての論文の内容を知識源としてAI チャットを行うことができます. そのチャットを通して, 下記の⑴から⑸に示したようなアパラの機能を享受することができます.
この際, どのノートブックにおいても(英文誌のフルテキスト収載のノートブックであっても)日本語でAI チャットし, 日本語の回答を得ることが可能です. 各ノートブックの設定において出力言語を適宜選択すれば, 英語など日本語以外の言語でもAI チャットすることができます.
| (1) 高度な文献検索・探索 自然言語(会話型の文章)で質問するだけで, 収載されている論文の中から関連性の高い論文, 情報を短時間で探し出し, 該当箇所を提示します. 文献調査にかかる時間を大幅に短縮し, 見逃しを防ぎます. 過去の知見へのアクセス性を飛躍的に向上させます. (2) 複数論文の横断的分析・要約 複数の論文を指定し, それらに共通する論点, 異なる見解などを要約・比較分析することが可能です. 研究開発テーマの背景理解, リサーチギャップの特定, 研究の全体像の把握を効率化します. (3) 研究アイディア創出支援 収載された論文の知見に基づき, 新たな研究開発テーマ, 既存技術の応用可能性, 異分野技術との組み合わせなどを提案します. 独創的な研究の着想を支援し, イノベーションを促進します. (4) 論文・レポート作成支援 研究計画書や論文の構成案作成, 序論や考察部分のドラフト作成, 参考文献リストの整理などを収載された論文の情報を基にサポートします. 論文作成プロセスを効率化し, 質の高いアウトプット作成を支援します. (5) 特定技術・手法の詳細理解 収載された論文に基づき, 特定の実験手技, 分析方法, 理論的背景などを分かりやすく解説します. 若手研究者や学生の学習効率を高め, 専門知識の習得をサポートします. |
3. アパラの具体的な利用方法
アパラの具体的な利用方法につきましては, アパラの利用登録(4. 参照)を済ませて, アパラポータルサイトに入室していただきますと, そちらで「アパラポータルサイトの利用にあたっての基本説明」等をご覧いただけます.
4. アパラの利用登録者の募集(当学会の学会員限定, アパラの登録および利用は無料)
本年4月より運用を開始するアパラへの利用登録を希望される方は, 下記URL のGoogle フォームに所定の事項をご記入のうえ, お申し込みください.
お申し込みに際しては, アパラ利用のシステム上の要件として, Gmail アドレスが必要になります(アパラポータルにはGoogle アカウントで入室していただくことになります). ただし, Google Workspace を利用されているなどGoogle のサービスを受けられるメールアドレスをお持ちの方は, そのメールアドレスでも登録できます.
なお, 当学会を退会された段階で利用登録は解除されます。
Google フォーム
https://forms.gle/mLiPeMYCooNepfqm6
ご案内は以上になりますが, 学会員の皆様には, アパラの利用登録のご検討をよろしくお願いいたします.